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琴音の煉瓦刻印発見録♪『JR水戸線・旧鬼怒川橋梁の刻印☆』 [琴音の煉瓦刻印発見録♪]

『旧国鉄と河川のクロスには煉瓦あり!』

 

 明治時代の国鉄・民鉄もまた煉瓦好き。

 駅舎やホーム、高架にトンネルなんかによく煉瓦が使用されたっすよね^^

 そして忘れてならないのが『橋梁』

 つまりは河川を越える『橋』にもよく使われたっす☆

 

 さて今回も引き続き茨城県はJR水戸線っす。

 

 いつも車窓から『あれって・・・ぜってー煉瓦だよな・・・』って思っていたところへ行ってきたよ(*´д`*)

 ではでは長いのでそそくさとスタート!

琴音の煉瓦刻印発見録♪旧鬼怒川橋梁.jpg

鬼怒川・川島・水位1月14日.jpg

 先ずはこの上のグラフを見てね☆

 これは河川の水位が表されたもの

 今は便利なもんで、家にいながらパソコンで任意の河川の水位が見れちゃうのよねえ^^

 

 んで、数値を見やればーーー

 何とマイナス3.80m!!??

 

 実は、これから赴こうと思っている場所ってのは

『川の中』なの。

 しかも水戸線と交錯する『鬼怒川』っす。

 

 今でこそ治水が充実しているけれど、利根川水系屈指の暴れ川であり、また中流域の水量は豊富な一級河川でやんす。

 約4m。これはもしかしたら大チャンス到来かな!?と、この時はほくそ笑んだもんさw

 

 冬場の水量の少ない絶好機。これを逃す手は無いと向かうことにしたよ(*´д`*)

 

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 やってきたのは川島駅

 鬼怒川を挟んで東側にある駅でやんす(東結城はその対岸の駅)

 

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 駅舎の北側には日本コンクリートや太平洋セメント。

 

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 現路線の向こう側に、如何にも昔は線路がありましたよって感じのスペースがある。

 廃線マニアなら語るべき元貨物用専用線跡なんすが、

 私はあくまで煉瓦が目的なので割愛っすw

 

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 さてっと、鬼怒川へと向かいましょうず^^

 

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 線路わきを辿っていくと可愛らしい作業車が。

 でも先に行こうね(記事が増長しちゃうからさ)

 

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 水戸線の築堤伝いに道を歩いて行くと目の前が開けてきました。

 目の前に続くブルーの鉄橋は、鉄マニアなら知る人ぞ知る『鬼怒川橋梁』が。

 なんでもここを駆け抜ける列車の様が絵になるからとか。

 

 さて、確かに魅力的な長いブルーの鉄橋だけれども、私の目的はこの『今の鬼怒川橋梁』じゃないのさ^^

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 橋台をクルリと曲がるとそれはあった。

 

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 悪戯書きされちゃってはいるけれど、鬼怒川橋梁の北側に煉瓦の橋台の跡を発見っす☆

 

 これはまず水戸線の成り立ちから説明せねばいけませんね。

 水戸線の開業は1889年。つまりは明治22年。

 小山駅~水戸駅間と言う茨城県横断路線としてスタートしやした^^

 

 今現在の鬼怒川橋梁は『二代目』

 

 昭和38年の大洪水で破壊され、昭和40年に新たに建設されたものなの。

 そしてこの目の前にある煉瓦ちゃんこそ水戸線開設当初からの煉瓦の橋台跡。

 つまりは『初代鬼怒川橋梁の名残』なんすよ^^

 

 簡単な解説が終わったところで早速見て回りやすか(*´д`*)

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 明治22年の煉瓦構造物とは言え、フランドル積みではなく比較的強度の高い積み方イギリス積み。

 当時の流行の積み方よりも堅牢な積み方を選ぶ辺り、当時の施工者さんの職人魂を感じるっすね。

 

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 見た感じよく分からなかったけれど焼きしめた煉瓦ちゃんだと思う。

 角石は花崗岩かな?

 岩マニアじゃないので割愛w

 

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 刻印が見られそうなとこは・・・と見上げると、

 どうやら斜面を伝えば登れそうなので行ってみることにしたっす。

 

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 橋台の頂上に到達。

 

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 ふと後ろを見るとコンクリの基礎が残ってた。

 

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 上部はほとんどモルタルに覆われていたんだけれど、

 ヘリの部位は煉瓦の平面が露出。

 

 んじゃ、さっそくいつものいこーねw

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 ん~・・・案外、刻印ぽいのも無い。

 そりゃ100年を超える建造物だし野ざらしだし、表面もすこぶる劣化していたっす^^;

 

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 よく見ると築堤部位と橋台部位には数センチの隙間が・・・

 元々ズレていたのか地盤沈降で離れてしまったのか。

 どうなんだろうね。

 

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 裏手側には何かがあるのかな?と思って見上げるが、

 激藪じゃんかおおー^^;

 一応行けるところまで行ったけど、基礎のボルトくらいしか見つけられなかったっす^^;

 

 ---さて、

 実は私の今日の目的は当然ながらここじゃない。

DSCF4186.jpg

 冒頭から言ってるように、

 この先にある鬼怒川の中に見えた『得体のしれない構造物』が目的なのね(この橋台跡はあくまでもコース料理の前菜のようなもの)

 

 向こうを見れば丁度、二代目鬼怒川橋梁のが落ちていた。

 恐らくこの影のラインこそが『かつての初代鬼怒川橋梁の存在したライン』

 憶測が正しければ謎の構造物以外にも色々と見つかるかも!?

 

 私はワクワクして橋台を駆け下り鬼怒川の河川敷へと向かったのだ(*´д`*)

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 ぐうう・・・

 いきなり罠が^^;

 実は鬼怒川の河川敷までに小さな小川が存在し、わたしっちの行く手を阻むのだ。

 

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 でも大丈夫!

 私には野鳥の会の長靴があるからね!

 

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 ・・・ぐは!

 小さい川だと思って油断してたら案外川の底が泥で深かった^^;

 長靴どころか早速膝上までずぶ濡れちゃんですw

(あとで気づいたけど少し遠回りすれば小川を渡ることもなかった・・・^^;)

 

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 しばらく旧橋梁跡に重なる現橋梁の影を追っていくとーーー

 

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 おおおおー!

 来ましたね煉瓦ちゃんがあ(*´д`*)

 一応あるだろうな~とは思ってたけどあったか☆

 

 これは旧橋梁の橋脚跡。もしくはケーソンの上部っすね^^

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 一応、煉瓦刻印を探すものの、ほころび過ぎててよくわかんにゃい^^;

 んじゃまー、次に行きましょうず(現役線の橋脚数に対してずいぶんと橋脚部位が少ないのが気になる。こっちの河川敷にはこの一か所のみ)

 

 

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 さあ河川敷まで到着。

 私が車中から気になっていたのはーーー

 

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 あれです。

 あの川のど真ん中に残ってる如何にもな箱型の物体。

 まあ~どう考えても橋脚跡なんだけれどねw

 

 さてさて、目の前のブツまで渡れるのか?と思案していると、

 河川敷脇にあるものが目についた。

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 ぶはっ!(◎_◎;)

 こんなところに煉瓦橋脚跡がああ!!!

 

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 これは車中から気づかなかったなあ~

 

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 せっかくなので見ていくことにしましょうず(*´д`*)

 

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 随分と斜めってるのは、大洪水などで基礎部が洗われて沈降しちゃったんだろうね。

 

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 積み方は当然イギリス積み。

 

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 モルタルは随分と肌理の細やかなもの。

 

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 上流部位は石切りもありやした。

 

 んではさっそくー、

 いつもの刻印探しすっぞ(*´д`*)

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 あ~ん、この手の橋脚跡としては、かなりの煉瓦の平面が露出しているにも関わらず、

 結局それらしいものも見つかりませんでした^^;

 

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 それじゃいよいよ行きますかあそこに!

 マイナス3.8mの絶好機!

 

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 だけど河川敷から1メートルも離れてないのに膝まで来ちゃったのでやめちゃったw

 ゴム長じゃないと無理ゲーですね☆

 もしくは夏場に水着か(水の勢い半端ないからおすすめしません)

 

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 これからどうしよう・・・

 この探索、これでおしまい???

 それとも可能性を求めて対岸側から謎構造物にアタック?

 ・・・と、考えあぐねているとーーー

 

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 先ほどの煉瓦橋脚跡の少し上流に人工的な石がゴロゴロしてることに気が付いたわたし。

 

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 煉瓦もあるじゃん!

 

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 こっちも!

 

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 これも!

 思わぬ好機に大歓喜(*´д`*)

 

 ええ~でもさあ、これらの残骸って何よ?

 さっきの橋脚跡が散らばったにしてはおかしい。

 だって川の流れ的に上流に流されるってへんじゃね?

鬼怒川の河川敷.jpg

 水戸線ってのは確か元から『全線単線』なはず。

 複線だったなら、位置的にもその残骸って分かるんだけど・・・

 どーゆーことなの?

(可能性としては貨物線が幾つか存在したらしいし、もしくは大洪水時に渦が発生するらしいので単線の橋脚跡がここまで巻き上がったか。)

 

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 謎は深まるばかりっすが、せっかくこんなに煉瓦がゴロンゴロンしてるので見てこうね!(*´д`*)

 

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 随分と薄茶の煉瓦だなあ。

 

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 そして来ました!ハイ!

 

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 四角に大の刻印八犬伝!(*´д`*)

 

 〇に大の刻印は見たことあるけど四角は初めてかな?

 と言うか、茨城県で『大』って刻まれた刻印を多く目にするんだけど関連性あるのかな?

(水海道や小貝川とかで見た)

 

 その他にはこんなものも↓

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 最初はただの凹みかなと思ったけれど、

 

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 同じようなものが幾つか存在したので刻印の可能性大っすね^^

 でもなんて表現したらいいんかなあ。

 楕円・・・だけれど上辺と底辺の長さが扇形に近い刻印!

 って、なげーよw

 

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 さて、謎構造物が諦められない私は対岸までやってきた(国道50号まで迂回しなきゃいけないので目の前なのに40分近くかかった・・・)

 

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 橋梁名も書いてあったっす(なぜ平仮名なのよ・・・)

 

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 対岸には煉瓦の橋台跡も痕跡も無し。

 撤去されたって考えるよりも、

 旧鬼怒川橋梁は少しづつカント(斜め)しつつ現在線の場所に合流してたのかもね(東結城側は昔のまま。川島側は北に少しズレていた可能性)

 

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 河川敷までに、またもや小川が横たわってた!

 でも大丈夫!

 日本野鳥の会のブーツなら!

 

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 まあ・・・濡れないでも渡れるんですけどね☆

 ただ単に突入してみたかっただけなのさw

 

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 しかし・・・ここまで来たものの、やっぱりあそこには行けそうもない^^;

 コンクリっぽいけれど、見えない部分に煉瓦があるんじゃないかなあ。

 

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 さて、アレは断念した私っちではありますが、

 こっちにも煉瓦橋脚跡があるんじゃね?と、探すことに^^

 

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 あったのはレールくらいでした^^;

 

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 さて一応の探索も終了。

 川島駅に戻るよりも東結城駅に向かった方が早いと言うことで、泥を洗って駅へ。

 

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 レキシトコネクトのマップを見ながら歩いていると『田川』と言う河川にも水戸線がクロスしていることに気づく。

 そこまで行く体力も無かったので超望遠でチラリ。

 するとやっぱりここもまた煉瓦の橋台でした(現役)

 

 さて駅に着いたのはいいんだけど次の電車まで40分・・・

 だったらばと近隣を歩いて位置ゲーの育成で暇つぶし。

 するとーーー

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 火事!?

 

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 なんてことない、どんど焼きの煙でした(*´д`*)

 懐かしいなあ~

 子供の頃は当たり前にやってたけれど、実家のお母さんに聞けば『今はやってないみたいよ』とのこと。

 伝統行事が無くなっていくのは寂しいっすねえ。。。

 

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 帰りはプチ祝勝会☆

 いつものように焼酎ハイボールを飲んで帰ったよ(ロングシートだから恥ずかしいんだけどね!)

 

 次回は長野編っす☆

 


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琴音の煉瓦刻印発見録♪『JR水戸線・福原駅ランプ小屋の刻印☆』 [琴音の煉瓦刻印発見録♪]

『煉瓦探索してて初めて他人様に怒りを覚えた』

 

 今まで煉瓦構造物をカメラに収め、その行動に対して、

 道行く人の視線が冷ややかなこともあった。

 また興味を持たれて近づいてくださる御人も数多くいらっしゃった。

 

 ・・・でも今回ばかりは非常に腹立たしい出来事に遭遇したの。

 

 人の趣味はコアであるほどディープであるほど理解されにくいのですが、

『そこまでわざわざ言いますかっ!?』ってことがあったとです^^;

 

 怒りに任せて書きなぐりたいところではありますが、

 貴重な発見ですし、やんわりと書こうと思うよ(自分に言い聞かせ)

 ではではスタートっす。

琴音の煉瓦刻印発見録♪福原駅ランプ小屋2.jpg

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 やって来たのは最近お世話になってるJR水戸線の『福原駅』

 なんでお世話になってるかと言うと位置ゲー『レキシトコネクト』の育成でよく通るだけw

 

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 おや?

 水戸駅行きのホーム上に何か怪しい物件が見えてきたっすよ(*´д`*)

 

 さっそく近づいて見るとお~~~

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 じゃじゃーん!

 来ました『ランプ小屋☆』

 もしくは『危険品庫☆』

 

 ランプ小屋とは、まだ電化・電灯もままならない時代、明治大正期などに保線用の灯り・照明用の燃料など可燃性が高くて危険な物を収納しておく倉庫として造られた建物っす。

 特に煉瓦は耐火の面でとっても重宝されたそうっす。

 

 かつては国営鉄道の駅にはあたりまえにあったらしいんすが・・・

 今や全国でも煉瓦造りのランプ小屋は19~20数棟しか無いそう^^;

 

 いつもこの駅で下車してじっくり眺めたいなあ~って思ってたんすが、が!

 なんせJR水戸線は平均でも一時間に1~2本の運行しか無くって・・・(昼間は特に)

 下車したら次の電車が1時間後って考えると躊躇してたのだw

 

 でも今回はゲーム目的じゃなく『コレ』が目的。

 待ち時間を費やす用に雑誌も買ったのでもう完璧!

 ではでは舐めまわすように観察しましょうず(*´д`*)

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 見た感じ、特別な積み方はしてないね。

 でも正面は左と右で何故か違う。

 左手はひたすら長手積みなのに

 右手側は小口・小口・小口積み

 

 入り口の上面にはコンクリ。

 ん?

 おや?

 その隅っこになんかラベルっぽいのあんぞ???

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 建物財産標?

 どうやら特にかつての国鉄の建築物にはこのタグと言うかプレート表示が義務付けられていたみたいね。

 そこには建物の竣工年や目的などが刻まれているっす^^

 

 危険品庫1ってのはよくわからないけれど、

『T-2』ってのは竣工年だと思うっす。

 つまりはこのランプ小屋は大正2年に建築された古い建物ってことっすね☆

 

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 ランプ小屋は駅のホームと駅舎外に鎮座。

 

 ではでは、まずホームから見える部分で煉瓦ちゃんの刻印とか探しちゃおーっす(*´д`*)

 

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 !?

 ホーム側正面の軒下には特に目ぼしいものは無かったのだけれども、

 建物右手の側面の突き出した煉瓦ちゃんに紋様らしきものが!!!

 

 ズームアップしてみるとーーーー

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 ん!?

 間違いなく煉瓦の刻印!

 カタカナの『リ』と、後、なんだろ?

 わかんないけれど何かこのカタカナのフォントを見たことがあるような気がする。

 

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 もう一つはーーー

 これまたなんて表現していいのかわかんないんだけれども、

 こっちもかつて私は見たことあるような煉瓦刻印だなあ~と思った。

 

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 さて、PASMOをピッとして駅舎の外へ。

 周りは人っこ一人いない^^;

 ホーム側からは見えない部分も観察することにしようず。

 

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 入り口に対して丁度裏手に来ました(左手側面は何もなかったので省略)

 

 ここも薄いですが軒下の煉瓦の平面があったので、煉瓦刻印が無いかな~と覗き込んだ。

 すると!

 

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 !!??

 ぐは!

 二輪の輪っかの刻印

 つまりはかつて東京の葛飾区辺りにあった金町煉瓦(金町製瓦工場)の刻印じゃなーい(*´д`*)

 

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 こっちも薄っすらだけれども

 金町煉瓦の二重の輪っかにカタカナの『リ』

 

 先ほど見かけた怪しい刻印も、かつて金町煉瓦の刻印を見かけた煉瓦構造物にチラホラ見かけたものでもあったりしやす。

 

 ・・・と言うことは?

 少なくともこのランプ小屋は金町煉瓦製。

 もしかしたら他の煉瓦会社の製品も混じってるのかもしれないけれど、

 こんだけ見たことのある刻印が集まっている。

 つまりは先ほどの怪しい刻印も金町煉瓦の異種か亜種ーーーなんじゃないかな^^

 

 実はここに来る当初は、他の煉瓦会社の製品なんじゃないかとも思っていた(地理的に近い?下野煉瓦とか)

 でも意外な発見!

 

 ここまで煉瓦に関わってくると、小さな発見でも興味が尽きないの☆

 二重の輪っかの刻印以外にも金町さんは刻印をもってた!?とか、

 もしかしたら水戸線に扱われた煉瓦の橋梁なんかは全部金町製なのかな?うふふ(*´艸`*)ってね!

 思わずワクワクしちゃった(*´д`*)

 

 ここからは電車を待つ時間つぶしに用意した雑誌などには目もくれずに、このランプ小屋をカメラのファインダーにおさめ、

 時に自分なりに考察し

 そして何度もランプ小屋の周りをグルグルしてたのです。

 それは自分の趣味として『当たり前の至福な時間』だった訳っす^^

 

 でもそこに『悪魔がやってきた』

 

 私がニンマリ顔でランプ小屋にカメラのレンズを向けている時だったっす。

 駅舎併設の駐輪場辺りからフラフラと酒に酔ってるんだかわかんないけど、おじいちゃんが近づいてきた。

 

 そして私のその様を見るなり、

『なんだそんな煉瓦。そこらへんにいくらでもあるじゃねーか。何を物珍しく見てんだ!』と、

 

 私に視線を向けることなく、

 でも明らかに私の行動に対してわざわざ難癖をつけてきた(大きな声でつぶやいた)んすよお・・・

 

 カチン!と来たよ?

 それに対して。

 

 でも『そう言うこと言う人もいるだろうな。趣味として理解されない部類でもあるし・・・』と、本当は吐き出したい言葉も飲み込んださ。

 

 でもさ、更に私に視線は合わさずにおじいちゃんは続けたのさ。

『こんな煉瓦そこらへんにいくらでもあるじゃねーか。何が楽しいのかw』と。

 

 はあ!?

 はああああ!!??

 

 幾らなんでもひど過ぎる!

 わざわざ難癖つけなくったっていいじゃない!

 

 滅多に他人様に怒らない私でも、どう考えても私に対して言ってきたそのご老人に噛みついてしまったっす。

 

 別に普通に通り過ぎればいいじゃない。

 わざわざ何でそー言うこと私に言うの???

 

『すいません。でもここにあるのは大正期からあり、日本でも20と無い貴重な煉瓦のランプ小屋なんですよ?』と言うと、

『そんなのいくらでもあるだろ。バカ言うな』

 歩みを止めず、でも明らかに私に向けて口ずさむ。

 

 はあ?

 はああ!!??

 

 まあ・・・いいや。それも一応堪えてやる。

 

 理解してないじいちゃんに、私は少し抑えつつも、でも幾らか牙のある感じで言い返した。

『じゃあーおじいちゃんの言うそこらへんにあるって言う煉瓦の場所教えてくださいよ。地元の人?だったら教えてくださればそこに行きますから^^;』って。

 

 そしたら返ってきた言葉が

『そこらへんだよそこらへん。何が楽しんだか』って。

 

 はああ?

 流石に切れたね。

 私は切れた。

 

 コアな趣味は理解されにくいとは言ったけれども、

 それ以前の問題っすよこれって・・・

 

 この福原駅、

 実は平成の世になって駅舎が改築された。

 言っちゃーなんだけれども、場所的に考えるとシンプルだけれどもとっても小奇麗な駅舎へと変わった。

 

 そしてその際にランプ小屋の撤去も危うい感じだったのかもしれないけれどもこうして残されたの。

 それはこのランプ小屋の歴史が認められたからだと思うの。

 地元の人がその価値観に気づいたのかは分からないのだけど、

 すくなくともこの水戸線、そして福原駅に携わってきた方々にとっては『残すもの』と言う価値観のもとに今も尚取り壊されずに現存してる訳。

 

 煉瓦のれの字も知らなかった頃なら『変なじいさんいるな~w』って笑ってスルーしてたかもしんない私。

 

 で・も、

 

 でもどうしても許せなかった私は、なぜか歩みを止めずに歩きつつ私に悪態をつくじじいに抗議しながら論戦っす☆

 

『おじいさんの言うそのそこらへんにあるっちゅー煉瓦を教えてくださいよ。だったら今からそこに行くからさあ(ホントは、オイてめー口調)』

『わざわざ難癖つけることは無いんじゃないでしょうか?(そんな優しい口調じゃねー)』

 

 でも返ってくるその答えは『そこらへんにいくらでもあるじゃねーか。珍しくもねえ』

 

 ・・・だ。

 

 分かち合えないとかそういうレベルじゃねーし!

 

 ・・・こんなにも侮辱されたのは初めてです・・・。

 

 結局、その後はどうしたかって?

  

 本当は胸倉掴んで一発お見舞いしたい気分に心駆り出されたけれども、

 そこもまた『趣味の範囲』っす。

 

 自分でも思った。

『趣味を貶されて人を殴って人生をないがしろにするのはどうなんだろう』って^^;

 

 でも・・・平手打ちくらいはしたかったかなw

 

 だってわざわざ言うこと無くね?

 変な奴がいるな~でスルーするだけでよくね?

 

 それをわざわざ私に聞こえるように言ってくるんだもん。

 そりゃー抗議のひとつもしたくなるよね^^;

 

 フラフラと歩き私の抗議にものらりくらりとかわす爺に辟易・・・

 あんまり大げさにしてもしょうがないと、渋々取り下げて再び福原駅の駅舎へと戻った。

 

 その後すかさずバイクに乗った駐在さんが駅周りをウロウロしたのは近隣住民さんの通報なのか何なのかは分かりませんっす(まあ、特に何も言われてないけどタイミング良過ぎw まあ・・・大きな声でしたしね^^;)

 

 小山駅までの電車を待つ間、

 私は屋根のある駅舎で、思い出したように雑誌をリュックから出して読み耽ることにした。

 

 さっきまでのモヤモヤを忘れるように。

 

 ---定刻間近

 

 ふと、私の目の前を通り過ぎ、駅舎から先ほどのおじいちゃんが小山駅行きのホームへと来た。

 

 ここで丁度、折からの天気予報通りに雨がさんさんと降りだす。

 

 その際に私を見つけたんだろうね。

 バツが悪かったのか、おじいちゃんは、

 私がいる場所を避け、雨が降り注ぐ中、

 私とは一番遠いホームの先で雨に打たれながら小山駅行きの電車へと乗り込んだ・・・。

 

 ・・・だったら、

 あんなこと言わなければいいのにい。

 

 そんな雨に濡れるのなら難癖つけなきゃいいのに(もうこの時点では噛みつきもしないし気力も無い)

 

 趣味ってのは他人には理解されがたいのはよくあること。

 

 だからって『わざわざ貶すことは無い』よね。

 

 というーか同電にはびっくりした(と言うか地元の人じゃねーのかよ!w)

 

 雨が降らなければ・・・

 おじいちゃんが難癖つけなければ・・・

 

 と、思っていた『水戸線の他の煉瓦遺構』には次のお休みに行こうと思っています^^

 

 廃線・廃煉瓦。

 そこにそれ(煉瓦)はあるのです☆

 

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琴音の煉瓦刻印発見録♪『東京都文京区・北野神社ガンタ積みの刻印☆』牛坂・牛天神・常泉院など [琴音の煉瓦刻印発見録♪]

『本当は長野市の煉瓦ぶらり旅を書こうと思ったけど…』

 

 意外と写真多かったのでまた来年にでもw

 

 さてその代わりと言ってはなんなんですが、

 忙しい合間を縫って都内に出向いた時のワタシ日記でもどぞー(*´д`*)

(正直言うとゲームの一環で出向いただけっすけどw)

琴音の煉瓦刻印発見録♪牛坂ガンタ積み.jpg

 やって来たのは東京都文京区の春日

 

 え?どこらへんか分かりずらいって???

 

 簡単に言えば東京ドームの裏側です(何をもって裏なのかだが)

 そこには軍の射撃場跡が残る礫川公園もあるよね。

 その公園脇を春日通り沿いに進めば中央大学。

 そして大学の敷地をぐるりと巡るように路地へと入って行った私。

 すると見えてきたのはーーー

 

 

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 常泉院の新旧の煉瓦塀っす^^

 古い方は珍しいフランドル積み。

 

 んでもってー、

 ここは煉瓦刻印マニアたちがよく記事にもしている場所でもあるっす。

  

 さっそく煉瓦壁の笠下を覗き込めばーーー

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 日本煉瓦製造に吸収されるまで千葉県や東京で古参であり大規模工場だった金町煉瓦の刻印がたくさん見られるのでやんす^^

 

 ですが今回の目的地はここじゃない。

 その先の一本道を進むとやがて見えてくるのがこちらの風景↓

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 ---素敵な坂だ(*´д`*)

 

 車一台が通るのがやっとの急坂。

 教授(駅員3さん)ならよだれ垂らして喜んでくれそうな坂っすよね(多分、もう来たことあると思う)

 

 実は、この私

 煉瓦にも坂にも興味ない頃にここを何度も通ってたりする。

『狭い道だにゃあ・・・』くらいにしか思ってなかった(常泉院の煉瓦塀もしかり)

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 少し下るとーーー

 左手はシダの這う高台。

 右手にはコンクリの塀。

 

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 そこにはこの坂『牛坂』の謂れが文京区教育委員会さんの解説版に記されていました(こんなの昔あったかな?)

 

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 ん?

 解説版の上を見上げて思ったんだけど、

 よくよくコンクリの壁の綻んだ部位を見ると『煉瓦』じゃん!

 この裏手はマンション。

 てっきりマンションと道を隔てるコンクリ塀だと思っていたけれど違うっぽい?

 

 さてシダの覆う反対側も見てみようか^^

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 かあーーっ!

 こんなん昔は全然気にしてなかったけどお、

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 シダに覆われたその壁面は煉瓦のガンタ積みだったのねΣ(・□・;)

 

 ガンタ積みってのは建物の残骸・コンクリ片・コンクリ塊・煉瓦塊などを積み上げて新規の建築物の基礎部にする工法。

 とは言っても正式じゃない。

 ぶっちゃけ不安定だしとても薦められない基礎の積み方。

 東京だとこれは関東大震災や戦後によく行われた闇を潜る積み方でもあるっす。

 

 この上に建つ建物はーーー

 どうやら神社の社務所かなんかみたい。

 神社さんは古そうだけどここだけ違うのかな?

 

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 さて、何故かご丁寧に刻印の無さそうな煉瓦の横っ面ばかり不規則に積み上げてはいましたがーーー

 それでも煉瓦の刻印が見つかりそうな煉瓦の平面が突出してる部分もありましたっすよ☆

 

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 きましたね!

 小菅集治監の桜の複弁の刻印(*´д`*)

 なんとなく多分刻印があるならそうじゃないかと思ってたけれどやっぱこれが来たかってのがその時のワタシだった。

 

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 高台の切れ目(坂下の住宅との境)には、ガンタ積みした煉瓦と言うよりは、

 元々そこにあったのでは?という感じのレンガ積みが(ちょっと歪だけれど他よりは異)

 

 坂下までおりてきた私はその先へと進んでみた。

 

 すると道なり直ぐにーーー

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 先ほどの煉瓦のガンタ積みを擁する北野神社(牛天神様)の参道が見えてきた。

 

 もしかしたらば先ほどの煉瓦の続きが見れるかも?

 と、私はいそいそとその階段を上がることにしたの^^

 

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 あった!(*´д`*)

 手すりの向こう側に煉瓦が見える!

 

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 この北野神社の境内部には壁面も含めて幾つかの煉瓦が存在していることが分かった。

 

 さてっと、一通り見た私は家に帰ってじっくりと考えてみたっす。

『この煉瓦ちゃんたちは何者か?』って。

 

 それはまるでパズルのピース。

 軍が好きそうな小菅煉瓦の発見。

 歴史ある神社たちに散らばる煉瓦の塊、ガンタ積み。

 

 パズルのパネルが『かつてどんなだったか?』を知りたくて、

 古地図を開いてみたっす^^

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 かつてこの地域は『東京工廠』もしくは『東京砲兵工廠』と言う日本陸軍の兵器を造る場所でした。

 (明治4年~昭和10年)

 その規模は今現在の東京ドームも後楽園も中央大学もすっぽり入っちゃう大きなもの。

 先ほどの牛坂のガンタ積みもまた、その敷地内だよねコレ。

 

 だから私はその東京工廠が幕を閉じた昭和10年以降に北野神社や地元の方が軍の煉瓦の壁の塊などを持ち寄ったり譲り受けたりしてガンタ積みしちゃったんじゃないのかなーって思ったんだ。

 

 んん、でも調べていくとそれだけでは無いっぽいよ?

 

 東京工廠は関東大震災で昭和10年よりも前に甚大な被害を受けたとのこと。

 もしかしたらばあの煉瓦のガンタ積みは震災瓦礫の線もあるのでは?

 

 私っちの推論はここまでっす。

 素人だからねw(超絶、逃げ言葉w)

 

 関東大震災の瓦礫か

 東京工廠解体時の瓦礫か

 

 煉瓦1つとってもこれですよ。

 話は尽きない、土地の記憶ってやっぱ面白いよねえ~^^

 

 さてこのサブブログも今回の話が今年最後でしょう(メインブログ共々作者が忙しいので^^;)

 メインブログの煉瓦好きな女の子『琴音』の視点で、

 メインブログでは紹介しきれなかった記事を書かせていただきました。

 

 正直言うとメインブログで紹介したかった記事も幾つかあったりします^^;

 

 でもいいかな。こっちの方が煉瓦マニアのアクセスが断然多いしねw

 これからも合間を縫って細々と続けさせていただきますです(にっこり)

 

 次回は、また来年。

 ちょいとぶらりで訪れた長野のお話。

 

 ではでは、少なくともこの記事を見てくださった皆々様方に

 良いお年をお迎えくださいと伝えたところでお開きとしたいと思います^^

 

 →長野市編で会いましょう☆

 


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